【体験談】妊娠初期の流産について書く

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今まで2回妊娠を経験しましたが、2人とも無事に出産することができました。
なので、妊娠すれば赤ちゃんが育って生まれるものと思っていました。
周りには流産を経験した人もいましたが、自分が経験したことではないのでやはり他人事です。


3回目の妊娠がわかった時も、3回目の帝王切開怖いなぁと妊娠経過の不安ではなく、出産の心配をしていたくらい流産のことは頭になかったです。

その後、胎嚢確認後に初めての流産を経験することになりました。
そんな私の流産体験について書いています。


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妊娠初期の流産の原因

流産の原因について病院で言われたことは、

  • 受精卵の異常
  • 年齢

が初期流産の原因になっていることが多いと言われました。
そして流産は7〜8人に1人の割合であるのでそんなに珍しいことではないとも言われました。
ただ、2回以上流産を繰り返す場合、不育症などが考えられるので検査を受けることを勧められます。


妊娠初期流産確率

流産は、妊娠22週目までに何らかの理由で妊娠終わってしまうことを言います。

流産はめずらしいことではないと産婦人科で言われましたが、妊娠した女性の15%が自然流産を経験していると言われています。
そしてそのうちの約80%は妊娠12週目までの妊娠初期に起こっています。
ほとんどの流産は妊娠初期で起こっているので、妊娠への喜びの反面、不安な時期でもありますね。

妊娠週数別の流産率

  • 妊娠5~7週で22~44%
  • 妊娠8~12週で34~48%
  • 妊娠13~16週で6~9%

妊娠8~12週は流産率が上がりますが、13週以降は流産率がぐーんと低くなります。
こんなに妊娠初期の流産率が高いとは知らなかったので、妊娠がわかってすぐ出産の心配をしていた私はかなり呑気だったなぁと思います…。

年齢別流産率

産婦人科で言われた流産の原因は、胎児の異常と母体の年齢でした。
最近では高齢出産について色々言われていますが、私は現在32歳なので、高齢になるとどれくらいリスクも高まるのか気になります。

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これを見ると流産率が低い年齢は、25〜34歳です。
若い方がいい(10代〜20代)と思ってたので、意外な結果でした。

ただ、35歳〜39歳で流産率は上がり、40歳以上は41.3%になります。
40歳はもっと流産率が低いと思っていたので、私が思っているよりも母体の年齢と流産率は関係があるようです。
というのも年齢とともに卵子も老化することで流産率が上がるようです。


卵子の元になる卵母細胞は胎児の時に作られ、出生時には約200万個あります。
しかし、どんどん減少していくため、初潮を迎える頃には約30万個。
そして1000個以下になると閉経します。

卵子は精子と違って新しく作られることはないので、年齢と共に老化していきます。
なので、外見を若く保つことはできても、卵子を若返らせることは無理です。

そして老化した卵子は受精卵になりにくかったり、受精卵になっても分裂がうまくいかず、染色体異常を起こしやすいため、流産率も高くなります。
参考一般社団法人日本生殖医学会|一般のみなさまへ - 不妊症Q&A:Q20.加齢に伴う卵子の質の低下はどのような影響があるのですか?


食生活や生活リズムを整えればなんとかなると思っていましたが、卵子の老化のメカニズムはまだはっきりとわかっていないようなので、そう簡単なものでもなさそう…。

私が感じた流産の兆候

  • 出血
  • 腹痛
  • 腰痛

がありました。

最初は茶色のおりもので、出血はどんどん増えて鮮血になります。
鮮血になってからは、生理痛に似た重だるいような腹痛と腰痛うがありましたが、生理痛よりも痛かったです。

2人目の時も妊娠初期に出血・腹痛がありましたが、無事出産しています。
なので、必ず流産になるわけではないので、出血や腹痛があるときは安静に過ごしてください。
そして何も症状がなかったのに、健診に行くとお腹の中で亡くなっていた(稽留流産)ということもあります。

つわりがなくなると流産?

気になるのがつわりです。
今回の妊娠では最初からつわりが全くありませんでした。
ただ、つわりは個人差があるので、妊娠すると必ずあるわけではありません。
ないこともあります。

つわりがあったのに急になくなった場合は、流産の可能性があるようです。
でも、つわりって急になくなることがあるんですよね。
赤ちゃんは元気だけど、昨日まであったつわりがない。
不安に思ってたら再開した。
そのままつわりが終わった。
という体験が今までの妊娠でありました。

なのでつわりだけで判断するのは難しいかも…?
心配なら病院へ行きましょう!


妊娠10週頃ならエンジェルサウンズがあれば自宅で赤ちゃんの心拍確認ができますよ。


流産の種類

流産にはさまざまな状態があり、それぞれ名前がついています。

■稽留(けいりゅう)流産
胎内の赤ちゃんは亡くなっているが、まだ出血・腹痛などの自覚症状がなく、婦人科診察で初めて確認されます。夜間に性器出血するなどの緊急事態になる場合があります。

■完全流産
子宮内容物がすべて自然に出てしまった状態です。出血、腹痛等は治まってきている場合が多いです。

■不全流産
子宮内容の排出が始まっているが、まだ一部が子宮内に残っている状態です。出血・腹痛が続いていることが多いです。

■感染流産
細菌などによる感染を伴った流産です。母体死亡のリスクが上昇するため、慎重な管理が必要です。

■反復流産
流産を2回以上繰り返した場合をいいます。最近では、原因を詳しく検査する対象になると考えられています。

■習慣流産
流産を3回以上繰り返した場合をいいます。専門医療機関で詳しい検査を行うことも可能ですが、多くは原因がはっきりしません。

■生化学的妊娠(化学的流産)
尿により妊娠反応が出ても、超音波で妊娠が確認できる前に流産してしまった状態です。妊娠検査を行わなければ妊娠と気付かず、月経と考えて過ごしてしまいます。

■切迫流産
妊娠初期において、胎内の赤ちゃんが子宮内に残っており、流産の一歩手前の状態で、少量の出血や軽い腹痛があります。切迫流産では妊娠継続が可能です。

引用元流産を知ろう:流産について | あしたのママへ

私の流産体験


8月4日 生理予定日を過ぎても生理にならないので検査をすると陽性。

8月8日 産婦人科へ。胎嚢確認。
ただ、最終生理から計算すると6週のはずだけど5週くらいの大きさと言われるが、全く気にしてなかった。

8月14日 茶色のおりものが出る。

8月15日 ほぼ寝たきりで過ごしていたが、出血が増え、鮮血になる。
生理痛より強い腹痛腰痛。
塊が何度か出たので、産婦人科に連絡。出血量と今の状態を伝える。
これ以上出血するようなら病院を受診するよう言われる。

とりあえず動きたくないので、ひたすら寝る。
夜には出血も腹痛も少しおさまる。
完全に流産したと思う。

8月16日 産婦人科へ。流産の説明をされる。
内診をするとやっぱり全部綺麗に流れていて流産していた。
ほとんど中に残っているものもないので、手術の必要もなく、1週間後の予約を取って帰る。

8月17日 謎の全身筋肉痛い襲われる。
しかもかなり痛い。
何かにつかまらないと立てない。足を引きずって歩くくらい痛い。
腕も痺れたように痛くて子供抱っこもできず、1週間謎の筋肉痛に悩まされる。

8月23日 産婦人科診察の日。
普通の生活に戻っても大丈夫と言われる。
筋肉痛について聞いてみたが、聞いたことがない症状だと言われる。
普通は流産後、腹痛や頭痛などの症状が現れることはあるけど、全身筋肉痛はないらしい…。
今後の妊娠についても問題なし。生理も1ヶ月くらいで再開するでしょうと言われる。(1ヶ月後に生理再開しました)


流産後は、全身筋肉痛だったのですごい疲労感でした。
身体痛くて、何もしてなくても疲れる、眠い状態。
妊娠初期の流産とはいえ、身体にはすごくダメージがあったみたい。
こんなことになると思ってなかったので、子供も2人いるので流産後はすぐに普通の生活に戻るつもりでしたが、1週間はそんな状態ではなかったです。
なので、流産後も産後と同じと思って無理せず過ごしましょう。


流産の出血はいつまで続く?

出血は10日間続き、生理よりも長かったです。
色は最初は茶色っぽいおりものからどんどん鮮血に変わります。
生理の時みたいにくすんだ出血ではなく、鮮やかな赤で、これが鮮血なのかと思いました。

出血の量が多い時は、生理2日目以上の出血があります。
夜用ナプキンがあった方がいいです。
寝ていると漏れる可能性もあるので、オムツ型ナプキンがあると安心かも。

胎嚢が排出された後は、出血量はかなり減り、腹痛も軽くなります。
だいたい流産の出血は10日間ほどでおさまるようなので、2週間以上出血が続くという場合は病院を受診してください。


ちなみに流産の出血は臭いと聞いたことがありますが、臭くなかったです。
なので必ず臭くなるというわけではなさそう。


流産しないためにできること。

今回3回目の妊娠だったので、3歳児・1歳児の子供を抱っこ、お盆だったので遊びに行ったりとかなり動きました。
でも、それは原因ではないと思っています。
妊娠に気づかず運動をしていたけど元気な赤ちゃんを産んでいる人もいるので、普段の生活と変わらない程度や少し歩きすぎ・動きすぎたくらいで流産になるとは思いません。

ただ、お腹の張りや痛みを感じたり、体調が悪い時は無理をせず安静に過ごしましょう。


初期の流産は胎児側に原因があることが多いですが、母体側の流産リスクを減らすためにできることもあります。

  • タバコを吸わない
  • 体を冷やさない
  • ストレスを溜めない
  • 葉酸を摂る

など
葉酸は流産リスク以外にも胎児の先天性異常の予防にもなるので、できれば妊活中からの摂取をお勧めします。