妊娠初期の出血の原因は?出血の量や色で判断できる?

妊娠初期に出血があるとびっくりしますよね。
そして不安になると思います。
ただ、出血していてもとくに問題ない出血もありますし、赤ちゃんは元気なことも多いです。

この記事では

  • 妊娠初期の出血の原因
  • 出血の色や量で判断できることはあるか?
  • 病院を受診する目安

について書いています。
最後に私の体験談も書いているので、気になる方は読んでみてください。

出血があると不安だと思います。
まずは安静に過ごしてください。


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妊娠初期の出血の原因

妊娠初期の出血の原因と言われているものを紹介しています。

着床出血

受精卵が子宮内膜に着床するときに起こる出血です。
必ず起こるわけではなく、着床出血があるのは全体の2%ほどとも言われています。
出血は1〜3日ほどでおさまります。

内診

妊娠初期は経膣エコーのため、刺激で出血することもあります。
子宮頚がん検査をしたときも、薄い出血が起こることがあります。

切迫流産

22週未満で妊娠が終わってしまうことを流産といいますが、切迫流産は腹痛や出血はあるものの、妊娠は継続している状態です。

安静に過ごすよう指示されます。

子宮外妊娠

子宮以外の場所(とくに卵管)に受精卵が着床してしまうことを子宮外妊娠と言います。

子宮外妊娠を継続したまま胎芽が育つと卵管が破裂する危険があります。

絨毛膜下血腫

絨毛膜と子宮内膜との間にできる血の塊(血腫)のことを言います。
胎盤が作られる妊娠初期に多く、胎盤ができあがる中期には落ち着きます。
血腫が大きい場合、入院になることもあります。
絨毛膜下血腫について詳しくはこちらをどうぞ
絨毛膜下血腫とは?原因は何?赤ちゃんは大丈夫? - こちの妊娠blog


子宮腟部びらん

『びらん』とはただれのことです。
子宮の入り口部分がただれていることで出血します。
病気ではなく、胎児にもとくに影響はないようです。

子宮頸管ポリープ

子宮頸部にできる良性の腫瘍です。
大きくなると出血することがあり、妊娠中は感染予防のため切除することもあるようです。

胞状奇胎

染色体の異常で受精卵や胎盤の組織が異常増殖している状態です。
子宮内に、ぶどうの房のようなつぶつぶがたくさん見られます。

出血以外にも重いつわりの症状や妊娠中毒症のような症状が出ることも…。
手術で除去しますが、術後まれに絨毛癌を発症することもあります。


出血は色や量で判断できる?

出血の色や量だけで判断はできませんが、病院で聞いたことなど書いています。

ピンク

おりものに少量の出血が混じって出ている。
内診後にピンクのおりものがつくことがありますが、そういう場合は様子をみて大丈夫だと思います。

茶色・赤黒い

着床出血などで子宮内にたまっていた血が時間がたってから出てきた古い出血です。

着床出血などであればあまり問題ありませんが、絨毛膜下血腫など子宮内に血腫がある場合は注意が必要です。

鮮血

今まさに出血している状態です。
鮮血だと危険というわけではなく、出血の原因にもよると思います。

ただ、入院したときに出血の色は茶色?鮮血?と看護師さんからよく聞かれたので、鮮血は注意したほうがいいのかな?と思っています。



出血があると不安だと思うので、まずは安静にして病院に連絡してください。


病院を受診する目安は?

出血があったら病院に連絡しましょう。
夜間の出血の場合、少量で腹痛もないようなら様子を見て次の日の朝に連絡でも大丈夫だと思います。


出血の量が多かったり、強い腹痛がある場合はすぐに病院に連絡してください。


とくに胎嚢の確認がまだの場合は子宮外妊娠の疑いもあるので、休日・夜間でもすぐに病院を受診してください。


病院に連絡をするときは…

診察券・母子手帳を用意して電話しましょう。

  • 出血の色
  • 出血の量
  • 塊は出ているか
  • 腹痛の有無
  • お腹の張り
  • その他気になる症状

を伝えてください。
まずは落ち着いて、紙に症状をまとめると電話のときも混乱せずに話せますよ。


妊娠初期の出血体験談

1人目のときは出血は1度もなく無事出産しましたが、2人目以降から妊娠初期に必ず出血がありました(^^;;
そのときの体験談です。

2回目の妊娠 妊娠6週

  • 少量
  • 茶色
  • 腹痛あり

2人目妊娠したとき、妊娠6週のときに立ち上がれないくらいの締め付けるような腹痛がありました。
腹痛は座っているとおさまり、その日は出血もなかったので、普通に過ごしていました。

それから2日後に茶色の少量出血!
日曜日だったので病院を受診するか迷い、少量の出血だったので1日安静にして様子をみました。

次の日の朝に受診。
切迫流産ということで自宅安静となりました。
(出血していると切迫流産と診断されることは多いようです。切迫流産と診断されても赤ちゃんが元気なことも多いので、まずは安静に過ごしましょう。)


3回目の妊娠 妊娠6週

  • 少量→生理2日目以上の大量出血
  • 茶色→鮮血
  • 腹痛なし→立てないくらいの生理痛に似た腹痛

※ 流産の話です

2人目のときと同じく茶色の少量出血がありました。
このときは、腹痛もなかったので様子を安静にして様子をみていました。


それからどんどん出血が増えて塊が出てきました。
起き上がれないくらいの腹痛になり、病院に連絡。


症状を話すと『流産の可能性があるので、お家で安静にしてください』と指示されました。

流産が進行している場合は、病院でも何もできないため受診ではなく自宅で安静にと言われることもあります。
次の日には腹痛が落ち着いたので、病院を受診しました。


4回目の妊娠 妊娠13週

  • 茶色の少量出血→大量出血
  • 腹痛なし

母子手帳も受け取って安心していたときにまた茶色の少量出血がありました。

慣れてきたので、とりあえず1日安静に過ごして様子をみました。
次の日朝に大量出血!

でも、鮮血ではなく赤黒い。
とりあえず病院に連絡して診察してほしいと伝えました。


診察の結果『絨毛膜下血腫』ということで、入院になりました。
入院期間や入院生活についてはこちらをどうぞ
絨毛膜下血腫の入院はいつまで?血腫が吸収される期間は? - こちの妊娠blog