【嘔吐処理の手順】ハイターを使った消毒液の作り方を紹介
嘔吐や下痢があったときの処理ってどうすればいいのか困りますよね。
ウイルスなどの感染の疑いがあるとなおさら。
嘔吐物や糞便からウイルスが大量に排出されるので、そのまま触れるのは二次感染の恐れがあります。
そして水吹きだけだとウイルスがまだ残っている可能性も…。
なので感染性胃腸炎(ロタ・ノロなど)の疑いがある場合の嘔吐物の方法や消毒液の作り方についてまとめました。
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嘔吐物の処理方法
必要なもの
- ガウン(エプロン)
- マスク
- ビニール手袋
- ゴミ袋
- 新聞紙・キッチンペーパー
- 雑巾
- 消毒液(後述の作り方参照)
マスクとビニール手袋くらいは家にありますが、汚物処理用のガウンはなかなか用意できませんよね。
私も仕方なくガウンなしで処理して、服はすぐに脱いで消毒して洗濯しました。
なので洗濯物がすごく多かった…。
子供がいると嘔吐することはよくあるので、汚物処理キットを常備しておくのもいいかもしれません。
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嘔吐物処理の手順
- 嘔吐物の上に新聞紙をかぶせて消毒液をかけて拭き取る。(外側→内側に拭き取る)
- 嘔吐物が取りきれなかった場合はキッチンペーパーなどで拭き取り、全てゴミ袋に入れる。
- 二重にしていたビニール手袋を1枚外して一緒にゴミ袋に入れてその上から消毒液をかける。
- 消毒液に浸した雑巾で嘔吐した場所を拭いて10分放置し水拭きをする。
ちなみにお部屋を消毒するときは下から上に拭いていきます。
(壁→ドアノブ→床の順)
消毒液で拭いた後は10分放置後に水拭きで拭き取りましょう。
処理するときの注意
- マスク・ビニール手袋を必ず使用する。
- ビニール手袋は二重にして使う
- 処理をする人以外は近づかない。
- 乾燥すると菌が空気中に舞うので乾燥させない。
- できるだけ早く処理する。
- 床だけじゃなく壁など広い範囲を消毒液で消毒する。
- 処理後は手洗いうがいをしっかりすること。
- 処理に使ったものは捨てる。
ハイターを使って消毒液を作る
用意するもの
- ハイター(塩素系漂白剤)
- ペットボトル(2lと500ml)
塩素系漂白剤であればキッチンハイターでも衣類用漂白剤どちらでもかまいませんが、、酸素系漂白剤(ワイドハイターなど)では効き目がないので注意してください。
嘔吐物の処理に有効な消毒液
- 500mlのペットにキャップ2杯の漂白剤を入れます
- 容器いっぱいに水をいれる
- 蓋をして振れば出来上がり
《使い方》
- 使いたい場所にかけたり、キッチンペーパーや雑巾を浸して拭く。
- 10分放置する
- 水拭きをする
スプレーボトルなどがあれば移し替えると使いやすいです。
《使用する場所》
- 嘔吐物処理
- 嘔吐物が付着した衣類(色柄ものは色落ちする可能性あり)
- 糞便や嘔吐物が付着した床
- 洗濯した場所の消毒 など
に使えます。
その他の場所の消毒用の液
- 2lのペットにキャップ2杯の漂白剤を入れます
- 容器いっぱいに水をいれる
- 蓋をして振れば出来上がり
《使い方》
- 使いたい場所にかけたり、キッチンペーパーや雑巾を浸して拭く。
- 10分放置する
- 水拭きをする
スプレーボトルなどがあれば移し替えると消毒使いやすいです。
《使用する場所》
- トイレの便座
- ドアノブ
- おもちゃ
- 調理器具 など
直接手で触れるのものの消毒に使えます。
消毒液の使用で注意すること
- 酸素系漂白剤と混ざると有毒ガスが発生する。混ぜるな危険。
- ペットボトルは水洗いしたものを使う。
- 高温で分解してしまうため、お湯ではなく水で作る。
- 作った消毒液は飲料水と間違えないようラベルを貼る。
- 塩素系漂白剤は刺激が強いので手袋をする。
- 雑巾などを使って拭く場合は一度消毒液につけた雑巾はつけない。2度つけ禁止です。
- 消毒液は時間が経つと効果を失います。(長くても24時間程度)作り置きはできません。
- 直射日光で分解してしまうため、日光の当たらないところに置く。
ハイターで手が荒れたとき
薬用ハンドクリームがオススメです。
子供と旦那のロタ感染により消毒液を作るときに手袋なしで作っていたところひどい手荒れになりました。
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色柄ものの衣類やカーペット・布団の消毒
ハイターは色落ちするので、色柄ものの衣類には使えません。
その場合は85℃以上の熱湯に1分以上つけましょう。
カーペット・布団の消毒
カーペットや布団の洗濯も難しいですよね。
そんなときにはスチームアイロンを使いましょう。
- まずは嘔吐物など取り除きます。
- スチームアイロンの温度を中〜高にします。
- 汚れた部分に布を当てるか1㎝程度浮かせてアイロンを当てます。
色落ちしないものであれば消毒液でふき取りもできます。
すぐに洗えない衣類は…
衣類をそのまま放置すると空気中にウイルスが舞う可能性があります。
すぐに洗濯できない場合はポリ袋にまとめてほかの部分の汚染を防ぎましょう。
まとめ
- 嘔吐物や糞便中にはウイルスがたくさんいる。
- ウイルスがほかの部分に飛び散らないように処理する。
- 処理するときは手袋・マスク・エプロンなどを用意。
- ハイターを薄めて消毒液を作る。
- 消毒液が使えない場合は熱湯やアイロンなどで消毒をする。
- 処理後はしっかり手を洗うこと。
嘔吐物を適切に処理することで二次感染を防ぐことができます。
そのためにも処理方法に気をつけ、処理後の手洗いも徹底して行いましょう。