妊娠したいと思ったらタイミング法から始めよう
タイミング法は、排卵に合わせて性行為をする方法で、不妊治療のひとつというイメージもあるかもしれませんが、排卵日は月に1回!
この排卵時期以外に性行為をしても妊娠しません。(排卵日がずれている場合は妊娠する可能性もあります。)
なので排卵時期に合わせてタイミングを取ることで妊娠する確率を上げることができます。
タイミング法は病院でする場合と自己流でもできるのでその方法を紹介します。
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自己流タイミング法
タイミング法は『病院でのタイミング法』と『自己流タイミング法』があります。
まずは自己流タイミング法(基礎体温・排卵検査薬)を紹介したいと思います。
その前に基本的なことですが、生理周期を把握することも重要だと思うので生理周期についても書いています。
まずは生理周期を把握する
妊活をしていなくても生理周期を把握してる人もいると思います。
生理周期からも排卵日は予測できますが何より自分の生理周期はバラバラだと思ってる人もいるのではないでしょうか?
生理周期は25〜38日の間に入っていれば正常で、毎月一定した周期日数じゃなくても誤差が6日以内なら問題ないようです。
月経の日数は3〜7日以内なら問題なし。
これ以上に誤差がある場合は病院で相談してみてください。
私は10〜20代の頃は生理不順だと思っていてピルを飲んで生理周期を整えていましたが、今思うと10代はホルモンバランスが不安定なので不順になることもある。
20代になってからは6日以内の誤差だった気がします。
(その後内膜症になったのでピルを飲んでいたおかげで悪化しなかったけど)
私の場合、1人目は通院によるタイミング法、2人目のアプリの排卵日予測だけを頼りにタイミングを取って1回目で妊娠できたので排卵日予測と実際の排卵時期にズレがなければ妊娠も可能だと思います。
ただ、私は1人目の時に通院して排卵日をチェックしていたので、生理周期から予測した排卵日と実際の排卵日にほぼずれがないことがわかっていました。
なので、実際の排卵日がずれていた場合、生理周期だけを頼りにしていてもなかなか妊娠できないということも…。
そこで、基礎体温や排卵検査薬も使って、排卵時期を予測してタイミングを取ることで、妊娠の確率を上げることができます。
生理周期も基礎体温もですが、記録を続けていると、自分が妊娠しやすい時期がわかってきます。
なので妊活を始めたら最低でも3ヶ月は記録をとるようにしてください。
生理周期や基礎体温はアプリで管理すると楽チンです!
基礎体温を測る
基礎体温は毎朝起き上がる前の安静な状態で測る体温です。
布団から立ち上がるとその日は正確な体温が測れません。
なので、必ず起き上がる前に寝たまま測ること。
基礎体温は毎日測定しますが、1日、2日くらいの測り忘れはあっても大丈夫なのでとにかく続けましょう。
基礎体温表
基礎体温は低温期と高温期に分かれますが低温期から高温期になる1〜3日の間に排卵します。
体温が一番低い日に排卵していると思われることもあるようだけど一番低い日に必ず排卵しているわけではありません。
なので基礎体温で排卵日の特定はできませんが最低体温の前日から最低体温の翌々日あたりに排卵する可能性が高いです。
タイミングの取り方は排卵日ではなく排卵日の2日前にタイミングをとります。
排卵日2日前が一番受精しやすいです。
基礎体温計の選び方
基礎体温を測るには基礎体温計が必要です。
普通の体温計と違うところは4ケタ表示なところ。
私も基礎体温を測ってましたが計測に5分かかるものを使ってました。
そして朝弱いのでこの5分間で二度寝…。
しかも基礎体温を記録していたのはいいけどまとめて基礎体温表に書き込むのもちょっと面倒でした。
基礎体温は最低でも3ヶ月くらいは続けないと自分の体のリズムが把握できないので、続けられるものを選んだ方がいい思います。
なので私は、
- 短時間で測定できる
- スマホのアプリにデータ転送できる
基礎体温計がオススメです。
排卵検査薬を使う
排卵検査薬は排卵直前に大量に分泌される黄体形成ホルモン(LH)に反応します。
排卵検査薬に陽性反応が出てから24〜48時間後に排卵するのでその間にタイミングを取ります。
排卵検査薬の使い方
- 妊娠検査薬と同じで尿をかけて検査します。
- 排卵検査薬を使い始めは低温期の終わり頃から。基礎体温をつけていない場合は、次の生理予定日の17日前から使う。
- 時間はいつでもいいので毎日同じ時間に検査する。朝晩2回の検査でさらに排卵日が把握しやすくなります。
病院でのタイミング法
- 自己流でタイミング法を半年以上しているけど妊娠しない
- 基礎体温が低温期と高温期に分かれずぐちゃぐちゃ
- 生理周期が乱れている
- そもそも排卵していないようだ
という場合は病院での治療をお勧めします。
病院で治療する場合
- 排卵日が近くなると超音波検査で卵胞の大きさをチェック。
排卵日を予測してその2日前にタイミングをとるように指導されます。
- 排卵日後にまた病院に行き、超音波検査でちゃんと排卵できているかをチェックします。
月2回の通院が難しい場合は排卵予測だけでも大丈夫です。
私の場合は子宮内膜症、多嚢胞性卵巣で妊娠を考える前から3ヶ月に1回通院していたので妊活を始めてからは毎月通院していました。
そして妊娠のために最初に始めた治療がタイミング法でした。
病院でのタイミング法は1年続けましたが私の場合は通院することがストレスになり、病院での治療は中断しました。
でも無排卵の可能性があると言われていたのにほぼ毎月自然に排卵できてることがわかったのでそれが確認できただけでも通院していて良かったです。
排卵ができていることがわかったので2人目の時は自己流タイミング法で妊娠できました。
タイミング法で妊娠できる確率
何より、妊活していて一番気になるのは、この方法で本当に妊娠できるのか?ということだと思います。
排卵時期を狙って性行為をした場合、89%の人が6周期まで、99%の人が12周期までに妊娠したというデータもあります。
さらに、病院でタイミング法を行った場合の妊娠確率は、5周期目まで約90%!
なので排卵日を意識せずに妊活をするよりも排卵時期を狙った方が妊娠確率は上がります。
上の確率は不妊の原因になるような病気などがない場合の確率になります。
私の場合は、子宮内膜症と多嚢胞性卵巣だったので、病院で1年以上タイミング法とホルモン注射の治療をしましたが妊娠できず、結局通院をやめました。
そして、治療をやめていた期間に妊娠しました。
ただ、私は2人目を考えた時にタイミング法を1年以上続けていたおかげで、生理周期だけでなんとなく自分の体のリズムを把握できました。
記録をしておくことで、自分の体のリズムを知るきっかけにもなります。
体重や肌の調子、気分の浮き沈みなんかも生理周期と関係していたりするので、前より自分をコントロールしやすくもなった気がします。
そういう意味でも、基礎体温や生理周期を把握しておくことはオススメ。
タイミング法まとめ
- 排卵日より排卵日2日前にタイミングを取る方が妊娠する確率が高い。
- 排卵日前後数日は2日か3日おきにタイミングを取ると排卵日が多少ずれても妊娠する可能性がある。
- ほぼ毎日仲良ししてても精子が薄くなったりすることはないので、ほぼ毎日仲良ししている場合はそのままで大丈夫です。
疲れていてなかなかタイミングが取れない。
2人目、3人目を考えているけど子供が気になってできない。
他にも性交痛やEDで悩んでる人にはシリンジ法もオススメです。
シリンジ法は自宅でできる人工授精のようなもので、精子を採取してそれを注射器で膣内に入れるというやり方です。
タイミングが取れないとイライラやストレスに感じることもあると思うのでシリンジでタイミングが取れたらストレス軽減にもなると思います。
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